映画版の前振りではなく、著者本人の前日談。山形さんが解説を書いているのを発見してつい購入。
短編集の中の一遍がタイトルのもの。そして、「六番目の小夜子」のサイドストーリーも入っている。
最後パラグラフはは杏奈ですね。杏奈ですよ。物語のキーはこれ。
(む、これってネタばれ?w)
一貫して説かれているのは自由経済と競争市場が世の中を合理的にハッピーにするという信念。そこから出てくる結論の中には『“搾取工場”で働く人を解放す る運動は、実はそこで働く人たちの幸せを考えていない』といった、センチメンタルな直感では一見残酷ですぐに受け入れにくいものもあるけれど、それを冷静 沈着かつ明快に説明していて、心地よい読後感があります。
読んだ上で更に突っ込んでみたいですね。どれくらいのレベルと視点で書かれているのか。
目次を見ると市場と政府の議論から市場構造の話、貿易の比較優位論とネットワークの初期設定の話といった割とスタンダードなサマリになってる様子です。グローバル化については・・・実務まで踏み込めてるかな。名作、「レクサスとオリーブ」に届いているかどうか楽しみです。
謝辞
はじめに第1章 誰がためにそのコーヒーはある
希少性の力/最も重要なのは「限界」地/牧草地からコーヒーバーへ/移植可能なモデル/地代が高くなる理由/私たちは食い物にされているのか/資源「レント」/割りに合う犯罪/素人に対する陰謀/物議をかもす問題/経済学者は何をすべきか第2章 スーパーマーケットが秘密にしておきたいこと
まぬけな客/七面鳥に感謝祭をしようと言わせる/コーヒーバーにかぎらない/「自然派」路線で高値をふっかける/「よい買い物」と「安物買い」/混乱を生みだせ!/その企業には本当に希少性があるか/企業は「漏れ穴」をふさげるか/よい価格ターゲティング/悪い価格ターゲティング第3章 安全競争市場と「真実の世界」
価格は選択可能であり、情報源になる/安全競争市場―真実を、すべての真実を、真実だけを述べる/市場のない世界/価格のシグナル機能/効率性と公平性―私たちは真実を扱いきれるか/市場は公平性を実現できるか/非現実的な例/現実的な例第4章 交通渋滞
私の世界の何が間違っているのか/運転手の与える影響/「限界費用」と「平均費用」/課金設定と損失額/外部性課金に対するふたつの異論/命の価値/知識のふたつの溝/ニューオーリンズ効果/コスト効率よく汚染と闘う/環境問題はモラルの問題か/好ましい外部性/政府の介入抜きで外部性を解決する/まとめ ―経済学とは何のための学問か第5章 内部情報
内部情報/内部情報と医療保険/レモネードをつくる/レモンと医療とアメリカ/不完全情報の真実/市場の失敗と政府の失敗/キーホール経済学で医療問題を解決する第6章 合理的な狂気
ランダムウォーク/価値と価格―ランダムウォーク理論を越えて/合理的な愚か者/長期的な視点に立つ/希少性の問題を合理性の観点から考える/希少性と技術第7章 本当の価値をなにひとつ知らなかった男たち
恋愛と戦争とポーカー/ゲームのなかのゲーム―三十万ドルの家を三千ドル売る方法/常人のためのゲーム理論/競売に参加する/なぜ入札を利用するのか/イギリスの電波免許入札/復習―「力は希少性から生まれる」/夢の後第8章 なぜ貧しい国は貧しいのか
ジグソーパズルの欠けたピース/政府盗賊理論/いたるところに盗賊あり/重要なのは制度/世界最悪の図書館/ネパールの誘因と発展/貧しい国に発展の機会はあるか第9章 ビールとフレンチフライとグローバル化
グローバル化は善か/グローバル化は環境にやさしい/搾取工場/特殊利益集団の力/貧しさは改善できるか第10章 中国はどのようにして豊かになったか
ふたつの農地改革/未来への投資/計画経済からの脱皮/新規参入と希少性の力/中国と世界/エピローグ―経済は重要か
そして、最後はバーニーを重ね読もう。
・・・と思ってAmazonのレビューを読んでみると、扱ってる範囲は一通り触ってますね。これくらいなら足さなくていいレベルかも。事例ネタを探さなきゃいけない立場でもないしな。手が空いたら読んでもいいかってところでしょうか。
◇
追記:
経済学分野に普段触れたこと無い人だと、一冊にキー概念が綺麗に入っているので、読んでみて良いんじゃないかと思います。変な理論を振りかざす必要はないですが、経済を理解するにも、政策を理解するにもビジネス環境を理解するにもある程度分かっておいて損は無いところなので、最小の努力で最大範囲全体像を押さえたいというニーズには良さげです。これ。
知らないうちに1作品出ていたということで聴く。
グイードの手(Hands of GUIDO)
イントロから2曲目の完成度でいきなり驚く。SALTⅡ、Ⅲ、半実験作になるピアニズミックスと音作りの方向性を探っていたところからひとつ抜けて統合され、新しいフェーズに入ったのがここで分かる。
全体としては、少し菅野ようこっぽくなってきた面も。音の吸収消化の仕方が似てきている。ピアノを必ず通すのと様式やグルーヴをある範囲内に留めるため出力は違うけれども、入力解析過程は同じものを感じ取れるように。
本当に良いミュージシャンになってきましたね、SALT。
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Submitted by Kelev T. Cat.
ふぁいあふぉっくすと使って、MyYahooを仮置きしてます。
でも、タブを新しく増やしたときとかは、空ページで立ち上がります。